学習指導

国語

本校の特色

1 哲学や文学作品の系統的な配列 
2 哲学や文学作品の内容の血肉化
3 血肉化のためのディベートや小論文作成などの技能の修練

作品の系統的な配列

哲学的な領域については,3 学年から段階を追って体系的に扱います。3 学年では「言語」,4 学年では「表象」,5 学年では「近代社会」をテーマとした論考を取り上げ,考察を深めます。文学的な領域については,前期課程において現代小説を主軸に据えつつ,古典文学についても説話や百人一首への親しみを育みます。3 学年からは古典文学の比重を高めて随筆の読解を開始し,5 学年では『枕草子』や『源氏物語』といった大作を深く読み解いていきます。

作品の血肉化

文章の通読を経て,そこで得られた哲学的な視座や文学的な感性を援用し,自らの思考を論理的・感性的に展開します。前期課程では言葉を身体に刻む暗誦も重視したいところです。

文学を味わう術の習得

全試験を小論文形式で:1 年生から全てのパフォーマンステストを小論文形式で行い,自分自身の思考を論理的に構築する力を養います。

一年を通じた対話(ディベート):他者との対話を通じて,アーカイブスの知恵を多角的に検証し,動的な知性へと昇華させます。

授業ピックアップ

3年 文学

Mr.Childrenの新しい歌詞をつくろう。

歌詞をもとにしてMr.Childrenに固有の世界観を見つけだします。そもそも"Mr"と"Children"というグループ名が「大人」/「子供」の対比を形作っているように二項間を揺れ動く表現が多く使用されています。授業ではその理解を踏まえてMr.Childrenになりきって歌詞をつくります。この活動により言語を通じた他者理解の力を高めます。

4年 文学

和歌を典拠にした料理を考案しよう。

「ちはやぶる かみよも 聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」という和歌を典拠とした竜田揚げという料理があるように,和歌を典拠にした料理を考案します。実際に宮廷ではこうした饗宴が行われていました。

4年 言語

交渉術

ディベートは白黒決着をつけることをゴールにします。現実の世界ではそれよりもむしろみなが納得する答えを作り出すことが大切です。すなわち交渉力が求められます。交渉術の授業では,交渉相手のプロファイリング,担任の先生との生徒指導に関する交渉,値切り交渉など実践的な場面を想定した交渉練習を行います。ここで学んだ交渉術をもとに総合的な探究の時間で模擬国連につなげます。

6年間の流れ

  言語 文学
言語活動 評論 近現代文学 古文・漢文
1年  ディベート 基本的な読解方法
(情報整理,解釈,理由分析,要約),現実の世界へ活用
基本的な読解方法(情報整理,解釈,理由分析,要約),文学作品を楽しむ 古典作品を楽しむ
(古典作品の演出)
2年  ディベート
3年  ディベート テーマ
で配列
 コミュニケーション論,言語論  近代文学 古典作品を楽しみつつ,分析的に読む。
(古典文法の導入,比較の導入)
4年  ディベート
ネゴシエーション
 表象文化論  近現代文学
5年 -  近代社会論 -  古典作品を深く理解する(テクスト間の比較,作家論的,表象文化論的な視点)
6年 大学受験に向けた準備
現代文,古典ともに日大対策/他大対策の2クラスを設置。
日大対策クラス:基礎学力到達度テスト過去問演習
他大対策クラス:共通テスト