校長通信 第11回

 本日3月24日は令和4年度の全校の終業式と3年生の前期課程の修了式が行われました。そこで、4月から入学する新入生に本校の方針を共有すべく次のような話をしました。

WBCで大谷選手やダルビッシュ選手そして村上選手は何のために戦ったのか。他の国の選手同様、自分の国のために侍JAPANの選手は誇りをかけて世界一を奪取したのです。自分の能力をひけらかすわけではなくお金のためでもなく、名誉と栄光のために全力で向かったのです。それを見た全国民はひとつのプレーに自分事かのように歓喜もして落胆もしたのです。

 本来人間は勉強もスポーツも自分のためにやっているようですが、実は他者のためにやっていることがほとんどです。本校の教育方針に「公正の精神のもと卓越性を達成する」とあります。式で様々な競技や作品の表彰をしましたが、どれも学校の名誉やクラスの名誉を背負って獲得したものです。利己的な気持ちは一片もありません。だから生徒全員心から喜んで拍手をします。これが公正な精神です。是非、この文化を来年も継承してください。

土浦日本大学中等教育学校
校 長 堀  切  浩  一

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