GS理系活動報告4(仮説設定ワークについて)
12月1日(月)
GSコース理系では,探究活動を軸としたカリキュラムを展開しており,生徒は「科学とは何か」という根源的な問いに向き合いながら,研究方法論を学び,個人研究を進めています。
研究活動は高校生にとって初めての経験であり,どのように研究を形づくり,問いを深めていけばよいのか戸惑う場面も少なくありません。
そこでGSコース理系では,研究を自走できるようになるための段階的なスキルとして「研究方法論」を系統的に指導しています。
今回は,その学習の一つである仮説設定の指導についてご紹介します。 研究における仮説設定には,扱うテーマに関する基礎知識や先行研究の理解が欠かせません。
しかし,最初から高度な内容に取り組むのは難しいため,授業ではまず身近なテーマを題材にした「仮説づくりのトレーニング教材」を使用しています。
この教材では,テーマに関連する現象や背景知識をカードに整理し,生徒はそれらを組み合わせながら仮説を構築していきます。
カードを用いることで,仮説の根拠・条件・予測といった要素を視覚的に捉えやすく,研究の考え方を段階的に学べることが特徴です。
授業では,まず「仮説とは何か」を確認したうえで,生徒一人ひとりが選んだカードから仮説を立て,簡単な研究計画を作成し,発表まで行いました。
これにより,仮説がどのように研究全体を方向づけるのか,また仮説をもとに実験計画を組み立てるとはどういうことなのかを,体験的に理解することができます。
今後は,今回の学びを踏まえ,各自の研究テーマに応じた「自分自身の仮説づくり」へと進んでいきます。
今回の経験が,生徒が研究を主体的に進めるための大きな一歩となることを期待しています。
引き続き,GSコース理系の活動にご注目いただけますと幸いです。
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