校長通信 第5回

 40日に及ぶ夏季休業も終わり、生徒の皆さんは課外や部活そして委員会また家族旅行など、充実した夏を過ごしたことと思います。

 8月29日の合同HRで、私からは40日ぶりのクラス全員の顔合わせなのでしっかり挨拶をしましょう、と呼びかけました。中には久々の対面で、どう接していいか不安な子もいるので、お互い思いやりを持って接しましょう、とお願いしました。そして、この夏の思い出を自分の言葉で語り合いましょう、と伝えました。思い出は様々な形で残ります。写真だったり、ビデオだったり、しかし言葉で残すのは、出来事に価値を乗せるものなので大変貴重です。一つ一つの体験が意味のある人生の一コマとして残っていきます。是非、この夏の思い出をお友達やご家族と語り合ってください。

 私のこの夏の思い出は、様々な年度の卒業生の来校です。これから社会に巣立つ子たちから大学にはいったばかりの子たちまで。その中でも1期生の初代生徒会長の来校は感慨深いものでした。1期生というと2003年の入学生です。それこそ13歳から20年間の付き合いです。本校を一緒に築き上げた同志のような結びつきがあります。彼から今度、結婚式を挙げるのでスピーチをして欲しいとの依頼でした。とても光栄なことなので二つ返事で引き受けました。当時のことを彼と語ると話が尽きません。いろんな失敗もありましたが、一つひとつが今の何かに繋がっていきます。今更ながら、伝統はこうして創られるのだなと考えさせられるとともに、20年前の1期生が来てもその時いた先生方が今も大勢いることに私立の凄さを感じました。

 さて下半期が始まり総合学力テストも近いのですが、定期試験や夏休みの提出物は評定を決める大事なものです。日頃の学習を疎かにしないでください。6年生は基礎学力到達度テストが迫っています。これが試金石となり、総合型選抜や共通テストへと向かうことになります。今までの努力を存分に生かして進路実現に向かっていきましょう。5年生から1年生までは今年度残り半年、オープンハウスそして生徒会選挙と生徒の主体性を発揮する行事がたくさん残っています。一人ひとりが役割をしっかりと担って、この学校を盛り上げてください。それが昔から連綿と繋いできた本校の良さです。

 私、校長は4年生までの皆さんが生きた体験ができるように海外研修や国内研修の実現に向け全力で取り組んでいくことを約束します。

オープンハウス 1年生のクラス展示

生徒会選挙 投票のようす

国内研修 東北研修のようす

海外研修 英国の方との交流の一コマ

土浦日本大学中等教育学校
校 長 堀  切  浩  一

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