※在校生・保護者向けに発信している「校長室から」の内容を,一部抜粋して紹介しています。
【No.9】【No.8】【No.7】【No.6】【No.5】【No.4】【No.3】【No.2】【No.1】【入学式式辞】
【No.10】平成21年10月26日(月)
10月は,生徒による「教師評価」が実施されました。
板書の字が見にくい,声が小さい,おしゃべりをしている生徒を注意しないなどの意見が寄せられました。これらの意見をしっかりと受け止め,さらに研鑽を積んでいく必要があると思います。良い先生がますます良くなるだけではなく,改善を要する先生がきちんと向上していくよう取り組みをしていかねばなりません。謙虚に生徒の意見を受け止めていくことが肝要です。
今年の生徒の意見には,ふざけたり,茶化したりする意見が大変少なかったように感じます。そうした真剣な意見に教師は応えていかねばなりません。
11月16日から一週間に渡って,授業参観が行われます。今度は保護者の皆様から評価を受ける番です。どの授業も素晴らしく,生徒のやる気を引き出すものでなくてはなりません。そのために,私たち教師も日々の研修に励んでいかねばなりません。
残念なことに,本校では数学の成績が伸び悩んでいます。これまでも,数学を担当する先生方はなんとかしなくてはと様々な工夫をしています。英語については本当に素晴らしい成果を上げている本校です。小論文や模試では国語も良い結果を出しています。
12月に実施する本校推薦入試では,合格者に,本校数学科自作のテキストを配布し,算数力をつける活動を展開します。また,第四学年においては,学年をあげての数学力の増強に努めて行くことになりました。秋からの課外の数学への全員参加での取り組みです。これを契機に第四学年のさまざまな取り組みが活発化していくことになります。
数学に力を入れる第四学年ですが,広島研修を生徒各人のリーダーシップを発揮させることを目標に取り組みをいたしました。一人一人がリーダーとしての自覚をもって取り組むことで大きな変化が出て来つつあります。広島の被爆者団体からは,生徒さんたちが自らの意思で様々なことを行っていて,そうした学校を見たのは初めてでした。素晴らしい生徒さんたちでしたとのお礼状もいただきました。学校として誇るべき生徒であること,生徒たちがそれを自覚することでますます成長をしていくかと思います。大いに楽しみな,そして,素晴らしい学年となってきました。
校門から中等教育学校玄関までのグリーンベルトも今盛んに工事が進んでいます。来年12月には右籾グランドが完成します。その後,グリーンベルトの横にあるテニスコートやサッカーグランドを整備することとなります。時間のかかることですが,何事も一歩から始まります。
中等教育学校がますます良くなっていくようがんばりたいと思っています。
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘
【No.9】平成21年10月1日(木)
9月26日土曜日,全校保護者会が開催されました。
私の方からは,本校生の活躍を軸にして,生徒も保護者も,更なる自信と誇りをもって取り組んでいただきたい旨の報告をさせていただきました。
東大に入れる学校,あるいは,安心して海外大学に進学が可能な学校,あるいは,日本有数の規模を誇り,財政的にも安定し,各学部が独立したキャンパスを持って,独自の指導にあたっている日本大学への進学を有利に果たせる学校……そうしたイメージを本校が持ち,それが各種のデータで裏付けされ,各方面から評価されているということをお話しいたしました。
学校というのは,さまざまな生徒が集まって,それぞれにあった活動をし,成果を挙げていきます。生徒にとって,これら各方面からの高い評価は力強いサポートとして,生徒たちの将来に反映をしてくるはずです。
一方,基本的な生活習慣の確立への取り組みについてもお話をいたしました。
欠席・遅刻・早退をなくしていく活動,登下校マナーと制服をきちんと着用することの大切さについてです。ほとんどの生徒は,このことを理解し,がんばって取り組んでいます。そうした中で,夏休みに茶髪にした生徒やいまだに制服をきちんと着用できない生徒がいることも事実です。本校の前向きな変化に置いてきぼりを食わないよう,ご家庭でのご指導も併せてお願いしたしだいです。
当日もお話いたしましたが,四号館の解体後,跡地にグリーンベルトを作ることになりました。第三回理事会で,正式に承認され,10月1日から二ヶ月間の予定で工事に入ることなりました。
とりわけ,中等生にとっては,校門から校舎玄関までのワインディングロード(曲がりくねった道)は,実に爽快な登校空間になるかと思います。また,昼休みや放課後のひととき,桜の樹や針葉樹といった木々の中で,また,そこに配置されたベンチや小テーブルで,さまざまな時間を過ごせる空間となるはずです。完成が待ち遠しい限りです。
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘
【No.8】平成21年9月1日(火)
生徒たちの元気な声が校内に響き渡りました。
9月から秋にかけて,スポーツデイをはじめ,京都奈良研修・広島研修なども計画されています。生徒諸君の学校での楽しい活動をしっかりと行い,また,私学としての教育目標を完遂するためにも,各自がしっかりと取り組みをしていってほしいと思います。
本日の全学年集会では,以下のような話をしました。
自らの意思で過ごす有益で,貴重な40日を過ごすことができたか。
出来た人は,次のステップに進んでいくこと。先へ先へと進んでいってほしい。
そうでない人は,もう一度,取り組みをすること。困ったとき,うまくいかないときは,原点に戻って,目標を再設定し,計画を再立案し,実践をしていくこと。12歳から18歳まではいくらでもやり直しがきく。
この夏,すばらしい君たちの姿を見た。
部活で,すばらしい成果を挙げたのである。中等教育学校の名誉を一段と高めてくれた。
勉強のため,熱心に学校で活動した生徒もいた。やがて,各人に栄冠が輝くはずである。進学実績は一人一人のものであり,同時に,学校の評価ともなる。
先輩の実績は,後輩への贈り物であるという言葉をよく聞くが,まさにその通りである。
さらに,卓球部・馬術部・水泳部の表彰が行われました。夏の暑い日に,よく練習し,取り組みをした結果だと思います。今回,良い結果を得られなかった部も,この夏の成果を生かして,秋の大会でがんばってほしいと思います。
また,個人でも,舞踊,作文,英語インタラクティブ・フォーラムで,すばらしい賞をもらってきました。
そして,合唱では,茨城県合唱コンクールで,栄えある『銀賞』を獲得してきました。
各自,本当にがんばりました。
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘
【No.7】平成21年8月6日(木)
夏の課外も一期、二期と終了し、今週の学校は登校する生徒も減ってきました。
6年生は一階のCPCで勉強に励んでいます。この夏に出願という生徒もいて、調査書の発行が相次いでいます。一期生に負けないぞという心意気が、登校して学習する生徒の背中からは感じ取れます。どうか、自身の夢の実現に向けて、大いに奮闘努力をしてほしいと思います。
部活の生徒もそれぞれが決めた時間に登校し、熱心に活動をしています。公式戦に出て試合に勝つことも大切ですが、暑い中、基本練習に取り組んだり、練習試合をしたりすることも、生徒たちにとっては大切な活動です。
この夏、おこなわれる各種の大会の結果については、いつものように、ホームページ上に発表をしていきますので、どうかご覧いただきたく思います。
5日、NHK学校音楽コンクールに、本校の生徒たちが、昨年に引き続き出場をいたしました。昨年に比べると生徒諸君もずいぶんと落ち着いていたように感じました。また、格段にうまくなったように思いました。合唱を楽しみ、気持ちよく歌唱するその姿に胸が熱くなりました。歌は気持ちをひとつにし、前へと人を進めていく力になります。そうした力が今年の本校にはありました。下級生も幾人か会場に来ていましたので、次年度は先輩たちを凌駕する歌声に期待したいと思います。
お盆をはさんで、私たち教師は各人それぞれ各種の研修に臨んでいくことになります。
8月25日には中等教育学校としての夏期教師研修会を実施します。
今年のテーマは『魅力ある学校つくり』です。生徒が通ってきて楽しく、また、日々成長を見ることのできる学校を目指して、大いに研鑽をしていきます。
こうした研修会を通して、改善すべき点を発見し、教育の向上を果たし、よい点はさらに伸ばしていくことが学校と教師にとっては必要です。
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘
【No.6】平成21年6月29日(月)
《第一回 卒業生進路講演会について》
27日土曜日,『卒業生進路講演会』を開催しました。
全体会ではパネルディスカッション形式で,通っている大学の様子やつらくも楽しい進路体験を語ってもらいました。その後,分科会でそれぞれの進路動向にそくした話をしてもらいました。時間をオーバーしての熱心な会がなされたようです。
先輩たちの言葉の重み,体験にそくした話は在校生の心にずいぶんと響いたようです。
今回の会において,後期課程の生徒諸君は先輩たちから大きな勇気をもらうことになったと思います。また,前期課程の諸君は,大学進学という夢をより具体的にもらうことが出来たかと思います。
進路意識を高めるという点で,そして,進路実現を果たす意欲作りにとてもよい会となりました。
《ボーディング・スクールについて》
このたび,新型インフルエンザの流行により,中止となった海外研修の処理にあたっては,各方面の方々のご尽力をいただきました。
第五学年では,日本の近現代を知るというテーマの完遂のため,来年2月頃にボストンにかわる研修ができるよう,今,慎重に考慮しているところでございます。第三学年では,一年遅れでケンブリッジ大学のガートン・カレッジでのボーディング・スクールを実施する予定にしております。そのため,来年夏の英国研修に引き続き,秋には広島研修が入ることとなります。
海外研修実施に際しては,予想を越える諸問題が発生します。生徒の安全を第一に,そして,ボーディング・スクールとしての他校にないユニークな研修を通して,本校生のさまざまな力を引き出し,生きる力をつけさせていきたいと思っています。これからも,本校の教育に対して,ご支援をお願いします。
《合唱コンクールについて》
学校行事の中で,とりわけ重きをなすひとつである『合唱コンクール』が今年は土浦市民会館で開催されることになりました。昨年,ご参加いただいた保護者のご意見を参考に,担当者の方でいろいろと工夫を致しました。ぜひ,楽しみにしていただきたいと思います。
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘
【No.5】平成21年6月12日(金)
《授業参観と研究授業》
9日からの三日間,授業参観を行いました。
こうした授業公開も三年目を迎えました。本校教師にとっては,いささかつらい局面もあるかと思いますが,保護者にご覧いただき,そのご意見・ご指摘を謙虚に受け止め,改善を図るということは学校の発展向上に欠かせない事でございます。後期課程の保護者の方々から,昨年と比較して,ずいぶんとよくなったというご意見をいただきました。担当する教師たちはうれしくそれらの文章を読んだことと思います。生徒たちも日々向上をしております。教師もまた,お褒めの言葉を受けて,慢心することなく,さらに教育力を向上させてまいります。そういう効果を,この活動を通してさらに高め,学校としての力を蓄えてまいりたいと思います。
また一方,ご指摘も多数いただきました。すべてのご意見は全教師で受け止め,良い点はさらによい方向へ,また,ご指摘いただいた点は改善に努めていきます。
今回,同時期に校内研究授業を行っています。ベテランの先生方による研究授業で,若手の教師が授業のすすめ方,発声・板書・授業での生徒指導などを学ぶのが目的の一つです。秋には,更に研鑽を積んで,今度は若手の教師が行います。生徒にとって分かる授業,そして,生徒を導く授業力の確保に努めていくことになります。秋の授業参観ではさらに向上した授業のあり方をお見せできるよう,がんばらせたいと思っております。
《日本大学学部訪問》
先週から,西山教頭とともに日本大学各学部の学部長先生への訪問を開始しております。
推薦枠の増加要請,教育内容の確認を主なる活動目標として行っております。学部からは今年推薦で入った学生の話なども出てまいります。よくがんばっている卒業生の話を聞きますと本当にうれしく思います。
6月27日には,全学年を対象に,14名の卒業生を招いて,『卒業生講演会』を実施します。
後期課程の生徒は,先輩の話からますます意欲を高め,日々の学習活動に更なるパワーを出していくことになります。また,前期課程の生徒にとっては,まだまだ先の事ではなく,先輩の話から,より高い進路目標を定め,大学受験にむけての基本力確保につとめるきっかけとしていきたいと思っています。これも中等教育学校ならではの活動だと思います。
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘
【No.4】平成21年5月28日(木)
《中等生ー県大会・関東大会へ》
5月19日,第61回土浦市中学陸上競技大会が,川口運動公園で開催されました。
前期課程から選手が選抜され,のべ63名が各種競技に参加をしました。陸上部ばかりではなく,日ごろ,野球・バスケットなど運動部で活動をしている生徒たちを集めての参加でした。
中等教育学校の名前を背負って,各人真剣に競技に力を尽くすことができました。
その中で,1年生の渡来恭佳さんが女子100メートルで,13秒4の大会新記録で優勝という快挙を成し遂げました。渡来さんは小学校時代,東京女子陸上において,同競技で13秒98で優勝をしています。これからも大いに頑張って自身の記録更新をしていってほしいと思います。
その他,2年生では,小柴まりなさんが女子100メートル,田中大地君が男子800メートルで県大会へと進出することができました。
土浦市中学陸上競技大会の会長である二中の海野校長先生も,中等教育学校の参加で素晴らしい記録がでたと挨拶で述べられました。
市内各校の生徒にとって,本校生徒の活躍は大いに刺激になったようです。
一方,後期課程での陸上では,5年の田中麻奈さんが,女子400メートルハードルで,二年連続の関東大会出場を決めました。
後期課程では,1勝を取ることに苦労している部活もありますが,生徒のスポーツでの活躍は,学校のエネルギーを高める一つの要素ともなります。大いに頑張ってほしいと思います。
《スポーツ大会開催》
5月15日には,第一回のスポーツ大会が開催されました。クラスの和をいっそう高め,スポーツを通して切磋琢磨し,お互いが向上していくことを目的の一つとして取り組んでいます。今回は生徒会を中心に委員会が主体となって実施されました。
後期課程では,各人がリーダーシップを発揮し,各競技の運営と応援がなされました。
前期課程では,まだ,後期課程ほどではありませんが先生方の指導で,生徒たちがよくがんばって競技が運営されたかと思います。
仲間を思いやり,普段疎遠な生徒同士が声をかけあっていくことができるのもこうした行事の成果となります。当日は,風の強い日で,生徒たちは随分とほこりまみれになった一日となりました。
《つばさの会にて》
5月16日,父母と教師の会総会が開催されました。今後は『つばさの会』という通称を用いて,さらに,活動を活発化させていくとのことでございます。なにとぞ,今年も,中等教育学校の教育の発展にご協力とご支援をお願い致します。
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘
【No.3】平成21年5月13日(水)
5月12日の放課後,第三学年のケンブリッジ・ボーディング・スクールの中止について,第三学年学年集会を開いて話をいたしました。あわせて,三学年保護者の皆様には,文書で報告をいたしました。
ケンブリッジでの研修では,ぎりぎりの期日まで,新型インフルエンザのイギリスでの状況および推移を観察しておりましたが,感染者が11日の55人から,12日には65人(BBCの記事)になるなど,事態を好転させる状況には至りませんでした。
また,WHOも今回の新型インフルエンザが比較的穏やかであるという見解の修正を考えていること,1918年のスペイン風邪ほどではないにしても,1957年のアジア風邪と同等の被害(到死率0.4%=100万人)が推定されるなどの情報を発信しております。
こうした情況の中で,生徒を引率していくことは大きな不安があります。保護者の皆様にとっても,それは同じであるかと思います。第五学年同様,第三学年においても,ケンブリッジ研修にかわるものを考え,京都奈良研修の成果をさらに生かす取り組みを考えていきたいと思っています。
今後,ペンブルックでの研修,ハワイでの研修についても,生徒の安全を第一に,学園および中等教育学校としての結論を出していきたいと思っております。
どうぞ,ご理解をお願い致します。
12日,平成21年度茨城県高等学校総合体育大会の開会式が,那珂市の笠松運動公園体育館で開催されました。中等教育学校が参加するのは今回で二回目となります。
始業式でも話をしましたが,中等教育学校のすべての部活動の諸君が,これから行なわれるそれぞれの大会を通して,一勝を勝ち取る大変さ,そして,その後に勝ち続ける大変さを学んでいってほしいと思います。
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘
【No.2】平成21年5月7日(木)
5月2日の土曜日3校時目,緊急の全校集会を実施しました。これは,本学園における新型インフルエンザへの対応,それに伴う海外研修について説明するための会合でした。ボストン・ボーディング・スクールについては,5月1日に中止の決定をいたしました。
五年生の皆さんにはとてもつらい発表であったかと思います。
しかし,今回の新型インフルエンザは,全世界レベルで,その拡大を防ごうとしています。県からは,県内で発症者が出た場合は,私立学校にも,休校などの処置を要請するとの申し出もありました。日本大学からも発症地域への学生・生徒,および教員の渡航を慎むよう要請がきております。こうした状況に鑑み,本学園としては,五年生のボストン研修を中止するとの決断をするに至ったしだいです。
生徒諸君は,今回の決定を冷静に受けとめてくれました。人類が直面するこうした問題を将来解決できる人材として成長できるよう,今回の件をとらえていってほしいと思います。
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘
【No.1】平成21年4月21日(火)
4月6日の入学式に始まって,8日の始業式,それに続く,対面式や健診,そして,16日には後期課程生徒対象の「日本大学標準学力テスト」の実施,更には,新入生の「蓼科研修」と,年度当初の活動が今週は一段落をしたところでございます。
新年度を迎え,多くの生徒諸君が,勉強に,部活に,積極的に生活に取り組んでいます。
本校は,前年度までとは違って,卒業生をだした学校となりました。第一期生の素晴らしい実績により,本校はますます注目を浴びる学校となりました。生徒諸君が何事にも積極的に活動し,明るく,元気に活動できる学校へと更なる前進を遂げていきたいと教師一同懸命に教育活動に当たりたいと思っております。
さて,今日(20日)から,一週間にわたり,早朝指導と放課後の指導を実施しています。
挨拶の励行・本校生としてのきちんとした登下校の整えが主眼点です。基本的生活習慣の確立を図るというのが目的となります。生徒への指導ばかりではなく,どの教師も同じ目線で指導ができるようにとの私たち教師の研修でもあります。
勉強をすることを基本とした活動も展開しております。学習活動こそ最大の生徒指導であるとの観点からの取り組みとなります。
三つの進路実現という本校の進路指導は近隣他校にはない大きな特色となっています。第一期生に続き,後期課程の生徒諸君が,海外大学・日本大学・東大をはじめとする難関大学を目指して,大いに努力できる環境を作っていきたいと思っています。また,前期課程では,基本力を着実につけていくことに主眼をおいて,各学年主任が計画的に学年運営をして行くこととなります。
今年度,新たに加わった活動して,四年生対象の「ハワイ英語研修」があります。これは本学園がホノルルにあるシャミナード大学セントルイス高校と提携して行なっていたもので,契約更改を期に,本校生も参加できるようになったものです。希望者のみの参加ですが,新たな国際力育成のための活動として積極的に取り組みをしていきたいと思っています。
また,毎年実施しています「合唱コンクール」を外部会場で実施できるよう対応をしております。生徒たちのクラスごとによる素晴らしい歌声を,全校生徒で聴くことで,感動と連帯感を導き出せたらと思っています。
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘
【平成21年度入学式 式辞】
Congratulations to all of you who are entering Tsuchiura Nihon University Secondary School today.
We are happy to welcome new students who selected our school from a lot of schools.
And I know that your success in entering our school is the result of your own efforts.
I hope that you will not forget to thank your parents who have supported your efforts.
2月15日の登校日以来,本日皆さんに再び会えたことを,うれしく思います。今,私はあの日と同じように,英語で皆さんに話しかけました。
数ある学校の中から本校を選んでくれたことへの喜びと,本校に入学するために努力してきたことへの評価,そして,それを支えてくれたご両親の心よりのサポートを忘れないようにと話をしました。
本日は皆さんにとって,あらたな6年間の学園生活の始まりの日となります。
その佳き日に,学校法人日本大学総長代行として,法学部学部長であられます坂田桂三先生のご臨席を賜りました。また,ご来賓および学園理事・評議員の先生方,そして,多くの保護者の皆様がたのご臨席も賜り,入学式を挙行できますことは大きなよろこびでございます。
この場を借りて,ご臨席の皆様に,心より御礼を申し上げるしだいでございます。
さて,入学を許可された126名の皆さん,入学おめでとう。また,お子さまと共に受験という時を過ごされ,また,その過程でのお子様の成長を,大きな喜びとして見守られてきた保護者のみなさまにも心よりお祝い申し上げます。
本校は,広く世界を見据える学校として,高邁な理想を掲げ,前身である中学校開校以来積極的に教育活動を展開してまいりました。
そして,今年3月には最初の卒業生をおくりだすこととなりました。
本校は,三つの進路実現を掲げ,6年間の活動を,展開してまいりました。
その結果,国内難関大学への進学では,最難関のひとつである東京大学理科二類への合格を勝ち取ることができました。
合格した生徒は,授業を軸として,勉学に励み,素直に教師の指導を仰ぎ,念願であった東京大学への現役合格を果たしたのです。
筑波大学への4名の進学者を含め,卒業生83名中40名を越える,難関国公立私立大学への合格実績は,まさに誇るに値する実績であります。
また,親大学である日本大学へは,これも最難関である医学部に1名,法学部に4名,理工学部に6名,芸術学部に3名をはじめ,合計36名の生徒が合格を勝ち取ることができました。
さらに,本校が他校と大きく異なる点が,海外大学への進学です。
指定校であるオーストラリアのクイーンズランド大学をはじめ,アメリカ合衆国のイリノイ大学など,5名の合格実績を出すことができました。
本校の実績は,各大学および塾関係者からも大きな評価をいただきました。また,マスコミ各社にも,とり上げていただけることとなりました。
21世紀の今,世界は,英語を駆使してコミュニケーションをとれる人材,論理性がありかつ発展的な思考力を持つ人材,そして,異文化への理解と許容,適応力と自立心をもった人材を求めています。
本校には,そうした人材を育成するすべてのものが揃っています。
ただし,それらを自らのものとしていくには皆さんが中学受験にむけておこなった努力以上のことを,この中等教育学校でしていかなくてはなりません。
今年の3月6日,日本政府の宇宙開発戦略本部が一つの発表をおこないました。
2030年に,日本が有人月面探査を実施するというものです。
発表によりますと,無人探査宇宙船を月面に軟着陸させ,日本が誇るロボット技術を活用し,資源確保のための基地建設を行う。そして,2030年には,日本人宇宙飛行士を月面に送り,月の本格的な利用に入るというものです。
皆さんが,社会人として活発に活動している時代,それが2030年になります。この計画に参画し,活動する青年も君たちの中から出ることも決して夢ではないのです。
まさに,皆さんは,二十一世紀の半ばに,それぞれの分野でリーダーとして活躍しなくてはいけない青少年なのです。
そのため,中等教育学校としての本校には,6年という時間を使って,様々な活動を行う機会が用意されています。
日々の授業,そして,あさ学習,イブニング・スタデイーでの自学習を通して,着実に学力をつけて行かねばなりません。
健全な精神と健康な身体を作り上げ,さらには,クラスの団結力,切磋琢磨する意気込みを養うスポーツ活動。
協力しあい,支えあう精神,さらには,自分以外の人のために何かを行うということで,自主性や連帯感を養うボランティア活動。
自分が育った国,地域,ふるさとをよく知ることも大切な勉強として,本校では位置づけています。
そして,二年生の夏,イギリス,オックスフォード市近郊のチューダー・カレッジの学生寮に君たちを連れて行きます。先生や仲間と寝食を共にし,彼の地で有益な「勉学」に励むのです。
十三歳という年齢で,長期間,保護者のもとから離れ,異文化の中におかれる。
これは大変に有意義な経験として,君たちの人生に必ずや大きな影響力を与えることとなります。
この世界に,自分たちとは異なった文化があり,人々がいること。そして,その文化や人々が自分たちと同じように素晴らしいということ。
異なる考え方の人々をはねつけるのではなく,互いに理解し,共に生きようとすること。
おそらく,十三歳の極めて大切な時期に,君たちは,世界が欲する人材としての一つの力を手にすることでしょう。
これはほかの学校では手にすることのできないものです。
本校の特色は,海外ボーディング・スクールを通して,『国際力』を身につけ,地球レベルでの問題について考えることで『人間としての力』を身につけていくことです。
皆さんは,今日から,土浦日本大学中等教育学校の生徒として,自分の可能性を確信し,本校の校歌にあるように,『二十四の春夏秋冬』をすごして,自分を向上させ,志の実現に向って,邁進していくことになります。
12歳のみなさんには,無限の可能性が秘められています。
自分の中に宿る可能性を信じ,一方で日々の努力を怠らないこと。そして,常に誇れる自分であろうとすること。
それが将来,それぞれの場で活躍する人間にとって,大切なことなのです。
皆さんの後ろには,二年生から六年生まで,六百名あまりの生徒が威儀を正して,新たに仲間に加わった君たちを見守っています。
皆,それぞれに夢を持ち,その実現に頑張っている先輩たちです。
これから,生徒会活動,部活動,また,スポーツデーやオープンハウスといった学校行事で,君たちは先輩たちのすごさを目の当たりにするはずです。
そうした先輩から多くのことを学び,飛躍的に成長を果たしていって欲しいと思います。
最後に,私は,今,ここに参列している新入生諸君に,自分と,仲間と,土浦日本大学中等教育学校に,自信と誇りをもつよう,あらためて伝えたいと思います。
自信と誇りをもつことで,今まで以上に,必ず,大きな飛躍を果たすことが可能だからです。
このことを確認して,入学にあたっての式辞といたします。
平成二十一年四月六日
土浦日本大学中等教育学校
校 長 中 川 弘

