合同ホームルーム

 あたたかな春雨の降りしきる今日,第2アリーナで合同ホームルームが行われました。6年生が卒業し,1~5年生が集合したアリーナは少し広く感じました。会の冒頭に卒業式の成功を後方より支えた在校生たちに感謝の言葉が述べられました。入学式でも宜しくお願いします。

 校長から現在の6年生の進路状況,そして6年次9月の基礎学力到達度テストからセンター試験までの流れの中で学年が一致団結して受験に向かっていく過程が話されました。そして,これから受験に向かう在校生へ,ドイツの心理学者,ヘルマン・エビングハウスの「エビングハウスの忘却曲線」の話をします。「人間は忘れる動物である!」という事は事実だが,「定期的に復習をすれば,その記憶は確実に定着していく!」という事の方が,もっと大切であるという話です。

 記憶は時間が経つことで,より理解が深まり,整理整頓されて,脳にとって利用しやすい記憶になります。この現象は「レミニセンス」と呼ばれ、寝ている間に夢などをみて、他の記憶とつながっていきます。すなわち,学習した内容が,レミニセンス効果により活用できる知識となるには,ある程度の時間が必要となります。早めの暗記と繰り返しの復習が効果的なのは,そのような理由からです。新年度へ向け,記憶に効果的な勉強法を確立させていきましょう。

 生活指導主事の佐々木先生より,「振り返り」についてお話がありました。「始業式まであと32日間あります。もし,今自分で抱えている問題があるとしたら,それを変えられるのは自分自身です。」と切り出し,進級するにあたり,個々が自分自身で考え,行動し,次のステージへ進めむ準備をするよう呼びかけました。

 

校長の講話  生活指導主事より「振り返り」を実践してみよう

 

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